いつもお世話になっております。

雑多な妄想や日常を書いていきます。

人工知能は僕に流れ星を見たらしい。

ここでは、過去に僕がnoteに書いていたものを書き直し、光を当ててあげようというものです。

光、当ててください。頼む。

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アキネイターを知っているか。

 

Akinator(アキネイター)とは、少し前に流行った人工知能だ。

何かを思い浮かべながら質問に対して5段階から回答していくと、プログラムエンジンが実在または架空の人物やキャラクターを絞り込み、思い浮かべたものが何かを特定してくれるというスゲーやつだ。

 

どうなっているんだろう。すごい。気になる人はアキネイターで検索すると出てくるので、試して欲しい。びっくりするから。

 

暇を持て余しまくっていた僕は、久しぶりにアキネイターに会いたくなった。

 

僕は"僕自身"を思い浮かべた。ほんのちょっと意地悪するつもりだった。あの時の僕は、好きな子にちょっかいを出す中学生のように微笑んでいたと思う。21歳なのに。
そんな21歳嫌すぎる。

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質問1、男性ですか?

はい。正解だ。これこれ。この調子で行こう。

 

質問2、YouTuberですか?

いいえ。アキネイターは質問や回答から統計を取っているという。

つまり、アキネイターで遊ぶ層は結構YouTuber好きが多いのか?性別の次に質問してくるのがこれって、この質問で揺さぶりをかけられるという自信が窺える。
だがいいえだ。残念だったな、アキネイターさん。

 

質問3、実際に存在する?

…。

はい。存在、してるよね。してるはず。何だろう。自信を持ってはいとは言えない。

僕の存在意義を間接的に問われたような、何か釈然としない感じだ。
この質問をしてきた人にご飯を誘われても絶対に行かない。

 

質問4、35歳以上ですか?

いいえ。そういう質問ですよ。じわりじわりと確信に近づいている感じ。

戻ってきたね、アキネイターさんが。

 

質問5、流れ星に関係しますか?

どうした?なんで?

なに、流れ星?僕を星か否かという視点で見てるの?宇宙的存在とか、そういうこと?

 

怖い。

犬の散歩をしていた時、海外からの留学生に道を聞かれて少し話していたら急に「1万円の教材を使って天国に行く方法」を10分語られたことがある。

あの時間がフラッシュバックした。

何か根源的な不安がこの質問にはある。そんな気がした。
僕は咄嗟に部屋の電気を点けて、窓を開けた。風に当たりたい。そう思った。

 

気付けば僕はアキネイターのタブを閉じて、美味しいトマトソースの作り方のページを見ていた。トマトソースが好きなんだ。

なぜかって?質問はよしてくれ。もう問われるのはこりごりだ。

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僕は日々の生活に戻った。

しばらく夜空を見上げることは出来ないかと思ったが、東京の街に照らされて星は見えなかった。満点の星空を夢見てきたが、この景色も悪くない。

 

それからしばらくして、アキネイターをやってみた。あの質問が何だったのか。

流れ星に関係しますか?その答えが気になった。

しかしいくら試しても、流れ星に関係しますか?という質問は出てこない。

 

流れ星とは何だろう。僕が思い浮かべたものは何だろう。僕って何なんだろう。

そんな不安を抱えながら僕は明るい夜の街を歩く。

すべてを忘れた頃に、ふと思い出すんだ。アキネイターのあの顔を。

 

やあ、私はアキネイターです。                            

魔人は何でもお見通しさ。

 

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僕の駄文がたくさんあるnoteはこちらです。

気になったら見てください。

note.mu