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MARVELドラマとDCドラマから見るヒーローの違い~冷たさとリアリティ~

近年、(というかここ10年くらいだが)アメコミがアツい。

僕は中学生の頃にアメコミの存在を知って以来、翻訳本を買ったり、毎年公開される映画を楽しみに生きるようになった。

アメリカン・コミックスアメリカン・コミック)は、アメリカ漫画作品の総称である。アメコミとも略される。アメリカン・コミックスという名称は、アメリカの漫画と他国の漫画を区別するための呼び方であり、アメリカ国内では「コミック・ブック(Comic book)」あるいは単純に「コミック(Comic)」と呼ばれる。
通常の場合、アメリカン・コミックスは連続した物語の形式で綴られ、薄い月刊誌に連載される。「コミック(滑稽)」という英語での呼び名に反し、扱われる主題は必ずしもユーモラスな物であるとは限らない。実際は、ドラマティックでシリアスな作品がアメリカン・コミックの多くを占めている。ジャズやその他の文化と同様に、アメリカン・コミックは数少ないアメリカ発祥の芸術形式の一つである。

 つい最近では「ヴェノム」が公開された。「スパイダーマン」にも登場する人気キャラクターの一人であるヴェノム。アメリカ版ど根性ガエルとか言われていて釈然としない。

 

さて、今日はそんなアメコミを牽引している二大巨頭、「MARVEL Comics」と「DC Comics」が展開しているドラマについて書いていく。

映画と同様にドラマも結構数があるので、今回は「Netflix」という動画配信サービスで視聴できるものに限る。じゃないとキリがないから

まずは両社がNetflixで配信しているドラマをまとめる。

【MARVEL】         【DC】
デアデビル         ・アロー
ジェシカ・ジョーンズ    ・フラッシュ
ルーク・ケイジ       ・ブラックライトニング
アイアン・フィスト     
・ザ・ディフェンダー

ー軽く読みたい人は飛ばしてー

MARVELドラマは「レギオン」や「パニッシャー」なども配信している。「レギオン」がめちゃくちゃ面白い。しかし少し独特というか、世界観がまったく別物なので含めなかった。単体でいつか紹介したい。「パニッシャー」はNetflixオリジナルドラマとして、デアデビルなどと世界観を同じにしているものの、どちらかというと陰謀物というかスパイものに近いので、今回は含めなかった。
他には「エージェント・オブ・シールド」や「エージェント・カーター」、「インヒューマンズ」「ランナウェイズ」「クローク&ダガー」「ザ・ギフテッド」など、多数展開している。「インヒューマンズ」は大コケと言われたりしているが、この中なら特に「エージェント・オブ・シールド」がおすすめだ。MCU(MARVEL映画の世界観)に最も近いスピンオフと言えるだろう。アベンジャーズにも登場する、フィル・コールソンがメインキャラクターとして登場するから見ていてテンションが上がるのだ。こちらもHuluで配信中だ。

DCドラマは「ゴッサム」や「ルシファー」などもNetflixで配信していてすごく面白いのだが、「ゴッサム」や「ルシファー」はヒーローものというよりは刑事ものに近いので今回は含めなかった。
「レジェンド・オブ・トゥモロー」や「スーパーガール」などもある。両方ともめっちゃ面白い。基本的に「アロー」のドラマで世界が繋がっていることから、クロスオーバーで「レジェンド・オブ・トゥモロー」や「スーパーガール」は必ず登場するし、一人ひとり個性が非常に強いキャラクターばかりなので、お気に入りのキャラクターが絶対見つかると思う。こちらの配信はHulu。ちなみにU-NEXTなら、現在ブラックライトニング以外ほとんど見ることができる。チート?

ー以上ー

 

さてやっと本題だ。
あんまり内容を言いたくないので、両社のドラマの世界観を軽く説明する。

 

〇ドラマの世界観

【MARVELドラマ】

 「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」「アイアン・フィスト」はクライムファイターとして犯罪者と戦うヒーローだ。
クライムファイターやヒーローの定義を考えると一概に彼らをそう位置づけるのは難しいが、細かいことを言い始めると何も言えないので、何も言わないでくれ。
 全体的に、ダークな世界観となっている。映画の世界観と比べると少し落ち着いているように感じてしまう。リアル路線っぽい。カッコよく、クールなヒーロードラマだ。

 そんな彼らが一堂に会して悪と戦うのが「ザ・ディフェンダーズ」。1シーズンだけのリミテッドシリーズだったが、クロスオーバーはやっぱりテンション上がる。

【DCドラマ】

 「アロー」「フラッシュ」「ブラックライトニング」を説明すると、「アロー」や「ブラックライトニング」はクライムファイター、「フラッシュ」はスーパーヒーローといえるだろう。DCドラマは、基本的に「アロー」から派生していて世界観のベースには「アロー」があるため、「アローバース」とも呼ばれている。
 「アロー」「ブラックライトニング」はダークな世界観ではあるものの、それを和らげてくれる明るいキャラクターが登場するので、どんなにひどいことが起きても見ていられる。
 「フラッシュ」はスーパーヒーローとして主人公が仲間とともに成長していくという、王道といって言いかもしれない。主人公や仲間たちはポジティブでピュアなキャラクターばかりなので、ヒーロードラマを初めて見る!という人にはとってもおすすめの作品だ。

 年に一度企画されるクロスオーバードラマには、「アロー」「フラッシュ」「スーパーガール」「レジェンド・オブ・トゥモロー」のヒーローたちが集合する。ファンにとっては大興奮の一大イベントだ。「ブラックライトニング」は比較的新しいドラマシリーズなので、まだ「アローバース」には合流していないが、おそらくこれからクロスオーバーしていくだろう。楽しみだ。

 

〇違い

 基本的に、MARVELドラマもDCドラマもクライムファイターものが多い。唯一違うのはDCドラマのスーパーヒーローものである「フラッシュ」だろう。
 世界観は違うとはいえ、「街を守るもの」としての悩みはどんなヒーローも変わらない。それは、大切な人を戦いに巻き込んでしまう可能性があるということだ。
 ヒーロードラマには基本的に、「ヒーローが孤独になる」という描写がある。実際にドラマを見てほしいので事細かには語らないが、MARVELドラマのヒーローの仲間たちは、「ヒーローを突き放す」傾向がある。対してDCドラマのヒーローの仲間たちは、「ヒーローと関わっていく」傾向がある。

 「ヒーローを突き放す」のは、戦いによって傷つく主人公を見ていられない、や、そんな戦いには協力できないなどの理由がある。「ヒーローとしての生活」よりも「一般人としての生活」を重要視しているからだ。理解できる。何も反論できない。そういうところも含めて、MARVELドラマはリアル路線だ。「ヒーロー」と「一般人」の両立は出来ない。どちらかを選ぶには、どちらかを捨てるしかない。その決断は一見冷たいように見えるが、リアリティがあってクールに感じる。

 「ヒーローと関わっていく」のは、戦いによって傷つく主人公を見ていられない、や、協力しないと主人公が無茶をする未来が見えている、という理由からだ。「一般人としての生活」よりも「ヒーローとしての生活」を重要視し、どちらも捨てられないキャラクターたちは、自分のためよりも常に他人のために戦う。ときに「ヒーロー」と「一般人」の両立のために必死になる。リアリティというよりはドラマティックだ。だからこそ温かい。

 突き放すのも関わっていくのも、どちらも主人公のためを思った行動だ。ヒーローに「一般人としての生活」を取り戻させるために突き放すのは、冷たさよりは温かさと言えるかもしれない。ヒーローに「ヒーローとしての生活」を続けてもらうために関わっていくのは、温かさよりは冷たさと言えるかもしれない。結局は、そのキャラクター同士の信頼関係をどう表しているか、それをこちらがどう捉えるか。
 冷たいというリアルが好きな人もいれば、温かいというドラマが好きな人もいるだろう。リアルとドラマの配分によって差別化を図っている両社のヒーロードラマはどちらも面白い。
 一般人として生きるか、ヒーローとして生きるか。街のために生きるか、自分のために生きるか。アメコミドラマにはアツい展開が盛りだくさんだ。ぜひ見て欲しい。

 

〇ちなみに

初めてヒーロードラマに挑戦するという人におすすめなのは、

・MARVELドラマなら「エージェント・オブ・シールド」
・DCドラマなら「フラッシュ」

だ。どちらも他のヒーロードラマを知らない人でも入っていきやすく、興味を持てる世界観だと思う。おすすめ。